2018年夏、佐賀県立博物館で開催された「すごいぞ!ボクの土木展」。
エッジの効いた作品が多数展示されているにも関わらず、子供から大人まで楽しめる
という評判で、佐賀県内に留まらず、全国から7万人弱が来館しました。
『club DOBOKU』はアールテクニカが制作した展示作品の1つ。光と音とで「土木」を体感していただけます。
土木工事の現場といえば赤いカラーコーン。壁一面にずらっと並べたカラーコーンはそれ自体が発光するドットとなり、全体でアニメーションを表示するディスプレイです。そして"club"を名乗るには重要な"音"。土木の現場で収録した各種の「土木の音」を、アーティストのGo Hiayamaさんがクラブサウンドに組み上げました。
これらの音とアニメーションは、プレイヤー(観客)の手元のパッドを叩くことで「演奏」することができます。『club DOBOKU』というスペース全体がインタラクティブな空間になりプレイヤーも、踊る人もその一部に取り込まれます。
光るカラーコーンの壁+大音量の土木の音(しかもComposed by Go Hiyama)をクラブに仕立てた、"頭がおかしいんじゃないか"と言われるほどにまっすぐなこの発想と実現力は高い評価をいただきました。
光るカラーコーンの制御にはArduino、音の制御にはableton Live、プレイヤーが叩くパッドは市販のUSB接続のものを利用しています。これらを1台のMacで統合して制御しています。
本作では「土木」「みんなで騒げる」をキーワードに"カラーコーンを並べる" "クラブ仕立てにする"との着想を得ました。プレイアビリティを追求していく中で、大きな仕掛けを手元で操作する面白さも実現できました。
具体的に定義できていない場合でも、ご要望をお聞きしてご提案を行っております。
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